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韓国映画 【82年生まれ、キム・ジヨン】小説ネタバレあらすじの紹介!原作と映画の徹底比較

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この記事では、韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」の原作である同名小説ネタバレあらすじから映画と原作の違いを徹底検証します。

韓国で1982年生まれの女性で最も多い名前がジヨンです。

そんなジヨンに起こった出来事が描かれています。

主演は、チョン・ユミとコン・ユで韓国で大ヒットを記録した映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、2020年10月9日(金)より日本で公開されています。

それでは、韓国映画 【82年生まれ、キム・ジヨン】小説ネタバレあらすじの紹介をしていきますネ。

途中までは、小説の決定的なネタバレは書いていないので安心してお読みください。

ネタバレのところになりましたら、お知らせします。

原作と映画の比較もお楽しみに~♡

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韓国映画 【82年生まれ、キム・ジヨン】とは?

韓国映画 【82年生まれ、キム・ジヨン】の原作は、チョ・ナムジュ作家による同名小説です。

多くの女性に共感を得たこの小説は、韓国で130万部を超えるベストセラーになりました。

日本でも翻訳本が刊行され、発売2日目に重版が決まるほどの大人気に!

日本での刊行日は、2018年の12月です。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の概要

2020年10月9日から全国で公開されている映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国で韓国で3週連続No1大ヒットを記録した大ヒット作品です。

チョン・ユミさんとコン・ユさん、韓国の実力派キャストが本作で夫婦役を務め、物語にさらなる奥行きを与えました。

【日本公開】
2020年(韓国映画)

【原作】
「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ著/斎藤真理子訳(筑摩書房刊)

【原題】
82년생 김지영 

【監督】
キム・ドヨン

【キャスト】

コン・ユ

チョン・ユミ

キム・ミギョン 

1982年生まれの韓国女性で一番多い名前のジヨンは、平凡な女性です。

ジヨンの少女時代から結婚、出産までの人生を丁寧に書いている作品です。

韓国での女性の生き辛さを描き出した大ヒット映画なんですよ。

この映画を観た多くの女性が、平凡な女性の人生の中に、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を絡ませたストーリーに共感しています。

小説『82年生まれ、キム・ジヨン』登場人物

原作の小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の主要な登場人物をカンタンに紹介します。

キム・ジヨン

1982年生まれの女性。

2015年は、結婚し1歳の子供が一人居ます。

日々のストレスにより変わった言動が見られ始め、夫チョン・デヒョンにカウンセリングに連れていかれました。

チョン・デヒョン

ジヨンの夫です。

職業は、サラリーマンで、IT関係の会社に勤めています。

仕事が忙しく家に居る時間は短いのですが、妻の異常行動に真っ先に気が付きました。

大学時代にジヨンと同じ山登りサークルに所属していましたが、在学中には顔を合わせることが無かった二人です。

オ・ミスク

オ・ミスクは、ジヨンの母です。

とても苦労人で、夢だった学校の先生になることを、兄弟の学費を稼ぐためにあきらめています。

温かく優しいお母さんです。

そして、結婚後はミスクが一家を支えていました。

キム・ウニョン

ジヨンの2歳年上の姉です。

とても優秀で成績が良くはっきりした考えの持ち主。

ジヨンを幼いころから面倒を見てくれました。

キム・ウンシル

ジヨンが勤めていた会社の課長。

広告代理店で、唯一の女性課長でありながら、結婚して小学生の子供がいます。

医師

ジヨンのカウンセリング担当医師。

40代の男性で、この小説は彼がナレーターをしてくれています。

小説『82年生まれ、キム・ジヨン』のあらすじとネタバレ

2015年秋

キム・ジヨンは、33才です。

夫の、チョン・デヒョンと1歳の娘ジウォンの3人家族。

ジヨンは、臨月まで広告代理店で働いていましたが、出産が理由で退職しています。

ひとりぼっちで、毎日家事や育児にあけくれるジヨンです。

夫のデヒョンは、仕事が忙しく土日も家を空けることが多いので孤独な毎日を送っていました。

そんなある日、ジヨンは、デヒョンに自分の母親であるオ・ミスクのようなしゃべり方で話しかけました。

その後、ジヨンは、自分は、昨年亡くなったチャ・スンヨンだと言い出します。

チャ・スンヨンは、デヒョンとジヨンの共通の知り合いでもありますが、デヒョンとスンヨンしか知らない思い出をスンヨンの口調でジヨンは話しだしました。

その後も、おかしな言動が続きますが、本人に自覚がないまま時が過ぎます。

そして、デヒョンの実家での出来事です。

デヒョンの実家は釜山にあります。

デヒョンの実家でもジヨンは休む暇なく、食事や家の片づけの追われています。

姑や舅にこき使われているジヨンが、急に自分の母オ・ミスクの口調で、娘のジヨンの肩を持ち反抗したのです。

デヒョンが慌ててジヨンを実家から連れ出し、家に連れて帰りました。

不安になったデヒョンは、精神科を訪れ妻の様子を相談し、後日、妻を精神科に連れて行ったのでした。

そして、ジヨンはカウンセリングを受けることになりました。

1982年から1994年

小説では、1982年ジヨンの誕生から1994年小学5年生の引っ越し先の学校でいじめに遭ったことなどがカウンセリングの医師のカルテを読む形で語られます。

この時代は、母オ・ミスクが1980年代の韓国の韓国は産児制限政策に巻き込まれる様子も語られています。

性の鑑別と女児の堕胎が公然と行われていました時代に、母親のオ・ミスクは女児を続けて産んだことからプレッシャーを感じています。

1995年から2000年

ジヨンは、姉と同じ中学に入学しますが、男子の服装の規定はゆるいのに女子には厳しい校則に社会の厳しさと違和感を感じていました。

近所に出没する露出狂を女生徒たちが立ち向かったことで、女子は皆罰則を受けてしまいます。

ジヨンの父は、公務員でした。

名誉退職し退職金で様々な商売を始めましたがどれも上手く行きません。

そんな時に、姉のウニョンは教育大学に進学しました。

時が経ち、ジヨンも大学生になります。

この後は、ネタバレになります。

ネタバレは、小説の終わりの部分や、映画の最後を書いているのでまだ読んでない方はここでそっとページを閉じてください。

そして、小説を読み終わったら是非、戻って来てくださいね♡

2001年から2011年

ジヨンの大学生活が描かれた後、広告代理店に就職し、唯一の女性課長ウンシルと出会います。

ウンシルは、ジヨンの能力を高く買ってくれ、お茶くみやコピーなど雑用はあなたのやることじゃないと言ってくれました。

ウンシル課長は社員が3人の頃からこの会社で働いています。

女性はダメだと思われないよう、会食も最後まで残り、出張も残業もこなし、出産後も1ヶ月で職場復帰しました

ですが、そのことがかえって他の女性社員の“育児休暇”などの権利を奪ってしまったんではないかと罪悪感を抱いています。

管理職に就き、不要な会食や行事を無くし、出産休暇と育児休暇を保障したウンシル課長。

彼女の働きかけの成果があり、後輩が育児休暇を取得し復帰したこともありましたが、その後輩も残業や土日出勤による子どもの預け先の問題などから退職してしまいました

2012年から2015年。

2012年、ジヨンはチョン・デヒョンと結婚します。

結婚と同時に、「子供はまだか?」と聞かれる毎日を送ります。

やがて、妊娠したジヨンは臨月まで会社勤めを続けます。

お腹の子の性別が女だと分かった途端に母や義母、同年代の人たちまでもが“次”に期待するような言葉をかけてきました。

退職時も、ウンシル課長に声をかけられた時も、送別会でも泣かなかったジヨン。

退職した翌日、もう出社することはないと改めて気付き、初めて涙を流しました。

ある日、会社の女性同期だったカン・ヘスがお土産を持って遊びにきました。

彼女のさっぱりとした気遣いに心が明るくなるジヨン。

カン・ヘスは、会社で起こった事件を打ち明けます。

ビルの警備員が女性トイレを盗撮し、アダルトサイトにアップしていたというんです。

しかも、そのサイトの会員だった係長は盗撮に気づいても通報せずに、他の男性社員と写真をシェアしていたんだそう。

そのうちの一人の男性社員と内密で付き合っていた女性社員から相談を受けたのがカン・ヘスで、彼女の訴えから全てが明るみに出ました。

写真をシェアしていた男性社員たちは自分たちは悪くないとカン・ヘスを責めました。

カン・ヘスは事件後カウンセリングに通っています。

男性社員を庇う社長にも嫌気がさしたウンシル課長は、女性社員を引き抜いて新たな会社を立ち上げる準備をしているそうです。

ジヨンの娘のジウォンちゃんが1歳を過ぎ、保育園に預けるようになりました。

ジヨンは新たな仕事を探し始めます。

労働時間や給料などの多くの条件から、進路について悩むジヨン

会社で働いている時から記者になりたいと考えていましたが、そのための教育機関の授業は夜に設けられており、ジヨンの膨らんだ夢は萎んでしまいました。

2016年

カウンセリングを受けたジヨンは、徐々に落ち着いてきました。

ジヨンの病名は、産後うつと育児うつと診断されています。

物語りの最後にかけては、カウンセリングをしている医師の家庭が描かれ完結です。

最後の章に来て初めて医師の家族や医師の本心が暴き出されてくるのです。

医師は、ジウンの味方ではないにしてもずっとジウンを温かく見守ってくれていたと読者は思っていました。

ところが、最後になって医師のプライベートが描かれ、結局はジウンと関わった男性と同じだったことが判明するのです。

最後の最後に医師の本性が暴き出され、衝撃を受ける人も多いのではないでしょうか?

小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の感想と評価

小説『82年生まれ、キム・ジヨン』がヒットした理由は、語り手がカウンセラーである医師だと言うことです。

カウンセラーなので、カルテのような不思議な書き方になっています。

ジヨンだけじゃなく、ジヨンの祖母や母の世代の生き方や生きづらさまでタンタンを語っています。

女性の社会進出を阻む、問題が次から次に出てきます。

ジヨンの物語ではありますが、読者も経験した事があるかもしれません。

女性が抱いていた社会に対する違和感を、明確に可視化してくれている小説『82年生まれ、キム・ジヨン』は、読んでいて共感する部分がとても多いはずです。

小説『82年生まれ、キム・ジヨン』の特徴は、女性には、全員名前が付けられています。

赤ちゃんにも名前があります。

しかし、男性はチョン・デヒョン以外だれも名前がありません。

これは、女性は「家内」「ママ」「〇〇ちゃんのママ」と名前で呼んでもらえなかった女性からのメッセージのようにも思えます。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』

それでは、ここからは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』について紹介していきます。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』キャスト

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の冒頭部分では、専業主婦の忙しさを描いています。

終わることのない、育児や家事の大変さがとてもよくわかる数分です。

掃除、洗濯、洗濯時には、子供の衣類の消毒も欠かせません、掃除をしながらも娘から目が離せない状態です。

散らかった部屋の整頓や、おむつゴミの破棄に至るまで、やっと一息つけるのは夕方になってしまいます。

そんなジヨンを演じる、チョン・ユミさんは、やっと一息つける状態を見事に演じています。

ベランダにたたずむ彼女の目はうつろで、まるで幽霊のようにも見えます。

そんなジヨンとは打って変わって、大学生時代の若さで輝くジヨンも見事に演じ分け、観ているものをグイグイとストーリーに引き込んでいきます。

そして、重要なのはジヨンを支える夫デヒョンを演じる、コン・ユさんです。

自分も仕事で大変なのに、妻のために奔走する姿がとても美しく、相手を思って必死になる姿にとても共感できました。

コン・ユさんは、常に誰かのために戦っています。

「トガニ 幼き瞳の告発」「新感染 ファイナル・エクスプレス」でもそうでした。

そして、ジヨンの母ミスクをキム・ミギョンさんが母の温かさとはこういうものなのかと教えてくれました。

姉ウニョンを演じたコン・ミンジョンさんは強い女性を魅力的に演じています。

女性を描きつつ、家族の絆や温かさをも描き出している映画です。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』原作との違い

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』と原作の違いは、小説では、ジヨンの医師がカルテを読むような口調でストーリーが展開していきます。

いかし、映画では等身大のジヨンが描かれています。

ジヨンの言葉によってストーリーが展開していくのです。

韓国では、ありふれた名前のジヨン。

平凡などこにでもいるような女性の、処女時代から結婚、出産、子育てを描いています。

映画と小説の違いは、まだあります。

それは、小説では登場する男性に名前がついていないことです。

唯一ジヨンの夫チョン・デヨンだけに名前があります。

映画では、男性にも名前が与えられています

小説で男性に名前がなかったのは、女性目線で女性の生きづらさを浮き彫りにするためでした。

映画では、女性の目線だけじゃなく男性側からの視点も描かれています。

男性の言い分も聞いてあげるためにも、男性の登場人物に名前が与えれらたと言うわけです。

名前がもらえた理由は、男性がやっと男女の不平等さに気が付いたからです。

映画では男性の視点に立ってみると意外と男性も苦しんでいたことに気が付きました。

現在は、2020年ですが、この原作が出版されたのは、2016年です。

今から4年前の韓国は、少しずつ社会の認識が変わり女性の生きづらさが人々が気付いてきた頃でした。

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、原作とは異なる視点から「キム・ジヨン」を描いていきます。

語り手について

原作の語り手は、ジヨンのカウンセラーです。

男性医師が、医師としてとても的確に淡々と分析をします。

まるでカルテのように語られているのが印象的でした。

映画では、カウンセラーは女性になります。

小説では、最初の頃にカウンセラーに出会いますが、映画では終盤に出会います。

女性医師は、「ここに来られたら、治療はほぼ終わっています」とジヨンを出迎えるのです。

その証拠に、ジヨンは自分のことを見つめることができ、自覚するので、新たな扉を開けるようになるのです。

小説では、ジヨンは治療中で物語は終わってしまいます。

徐々に回復に向かっている状態で完結です。

しかし、映画ではカウンセリングにより一歩踏み出すことができ、自分のやりたいことを実現する方向に進みます。

ジヨンは、ものを書くことが好きだったことを思い出し、自分のことを文章として書いた回想録が映画『82年生まれ、キム・ジヨン』ということです。

映画と小説の違いはまだあります。

原作ではジヨンの娘の名前は「ジウォン」でした。

しかし、映画では「アヨン」になっています。

なぜなら、子供を演じた子役のリュ・アヨンちゃんの名前がアヨンだったからです。

観ている者の心を締め付けるような辛い場面が多い映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の中でアヨンちゃんのシーンは、ほっとできる部分です。

アヨンちゃんの笑顔や泣いている姿にほっこりさせられます。

映画では、男性だけじゃなく同性からもつらい仕打ちを受けるシーンが描かれています。

そんな描写の連続ですが、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の根底に流れている「家族愛」のお陰でジヨンは前に進んでいけます。

観ている者も、「あなたもジヨンのように前に進みなさい」と背中をそっと押してくれるような素敵な映画ですよ。

まとめ

『トガニ 幼き瞳の告発』『新感染 ファイナル・エクスプレス』で共演してきたチョン・ユミさんとコン・ユさんが本作で初めて夫婦役となりました。

キム・ジヨンはチョン・ユミ、チョン・デヒョンはコン・ユさんです。

この記事では、『82年生まれ、キム・ジヨン』の小説と映画の違いを書いてきました。

小説は、ジヨンに起こった人生の様々な出来事を医師の言葉を通してまるでカルテのように描かれた内容でした。

それが、コン・ユさんという大ヒットメーカーの俳優が演じ、映像化されることでどのように変わるのかが楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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