「ジャイアント」
まじ、ジャイアントなドラマです。
時代は、朝鮮戦争停戦後。
舞台は近代1970年代の朴正煕(パク・チョンヒ)政権下、のちに「漢江(ハンガン)の奇跡」と呼ばれるようになります。
闇金やブローカーがはびこる韓国のマネーゲームにある兄弟が巻き込まれます。
この、運命に翻弄される兄弟と妹のサクセスストーリー&復讐劇は、実話ではありません。
キャスト
イ・ボムス
チュ・サンウク
パク・ジニ
ファン・ジョンウム
引用:テレビ東京
このドラマは、SBS20周年記念大河ドラマとして作られました。
制作:SBS、2010年
・話数:全60話
・脚本:チャン・ヨンチョル(『大祚榮』)
・演出:ユ・インシク(『外科医ポン・ダルヒ』)
韓国で最高視聴率40.1%
SBS演技大賞「最優秀作品賞」を始め各賞を総なめにしました!
[ジャイアント]あらすじ
最初に漢江の奇跡を説明します。
この物語の原点は、ここにあります。
”軍事クーデターによって政権を得た 朴 正煕 は、経済開発を掲げる事によって大衆の支持を求めた。
当時国内総生産はソ連を真似て計画経済を推し進めていた北朝鮮が上回っていて、朴政権の韓国も五か年計画方式の計画経済を導入する事となる。
朝鮮戦争により壊滅的な打撃を受け、一人当たりの国民所得は世界最貧国グループであった韓国経済がベトナム戦争参戦と、日韓基本条約を契機とした日本からの経済・技術援助を要因に“漢江(ハンガン)の奇跡”と呼ばれる急速な経済成長を遂げた。”
引用『ジャイアント』公式サイトより
時代は、高度成長期。
プサンに暮らす、ある親子が、偶然金塊の密輸計画を知りました。
親子はそれを軍の保安部隊に届け出る。
しかし、そこの保安部隊長が密輸組織を逆手にとって、国家の中央に這い上がっていきます。
本来ならば、江南開発を手掛ける友人を助けるために、ソウルに移住を決めていた家族でした。
だが、保安部隊長に金塊のことを通報しただけなのに、父親は殺されてしまいます。
同じく現場に居合わせた長男も命を追われる身となってしまう。
兄、弟、妹の三人は、ソウルへ逃げます。
途中で生き別れに。
やがて年月が経ち、再開を果たす3人。
次男のガンモは、建設業界。
長男は、KCIAの 諜報員 に。
妹はスターになっていました。
ここから、壮大な復讐劇が始まります。
[ジャイアント]レビュー
すごいドラマです!
こんなドラマ見たことないくらいスケールがでかい。
実話ではないけれど・・・。
「たぶん戦後の貧しい時代だったらこんなことも実際あっただろうな」
と、視聴者に思わせるくらいの説得力があります。
ガンモ達が生きた時代は、そこはまだ畑や果樹園が広がる農地でした。
その農地が今や高級住宅地そして、現代では、おしゃれな街
「江南」
そこを虎視眈々と狙う輩、マネーゲームの始まりです。
いやっ!まさに戦争です。
ガンモは激動の時代をどう生き抜いたのでしょうか?
しかしKCIAはひどいっ!
KCIAに捕まり拷問はあたりまえ。
スパイ容疑をきせられる。
たとえ無実の罪であっても捕まったら最後帰って来れませんでした。
そんな時代を背景にして作られた社会派のヒューマンドラマ&復讐劇『ジャイアント』。
あっ!サクセスストーリーでもあります。
実は、このドラマの時代背景の中には、日本も大きくかかわっています。
韓国は1965年の日韓基本条約・日韓請求権協定により日本から5億ドルに及ぶ経済援助を受けました。
元軍人や元徴用工、元慰安婦などへの補償には回さず、高速道路やダム、発電所などのインフラ投資に集中投下したことで、漢江の奇跡は始まったのです。
実話ではないけれど、韓国の近代史が忠実に描かれているという意味では実話と言っても良いかもしれません。
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最後までお読みいただきありがとうございました。