韓国ドラマ「ボイス~112の奇跡」では、残虐で衝撃的なシーンから始まります。
しょっぱなから、度肝を抜かれてしまいますよ。
この衝撃的な内容の一部は、現実にあった事件をモチーフに作られています。
凄惨な場面が多く、韓国でもクレームの電話が鳴りやみませんでした。
放送委員会が調査に入るほどの大反響。
脚本家マ・ジンウォンさんは「現実の犯罪の危険性と警戒心を伝えたかった」と語っています。
それでは、どのエピソードが実話だったのでしょうか?
詳しく解説をしていきます。
ボイスシーズン1の第1話が実話
ボイスもめちゃ面白くて好きです🔱
— ゆ ら🕯トッケビ鑑賞会 (@yooiml_) January 29, 2020
ショッキングなシーンも多いけど
ラブストーリー以外の韓ドラを
探してる方はぜひこれを··· pic.twitter.com/MOdQhBUHKa
ボイスは、実話をモチーフにしたエピソードがあります。
シーズン1の1話からすでに「オ・ウォンチュン事件」という実話がモチーフになっています。
「オ・ウォンチュン事件」とは、犯人の名前がオ・ウォンチュン。
2007年に中国から入国し、日雇いで働いていた男です
彼の犯行が明るみに出たきっかけは、1本の通報。
2014年4月1日22:32に水原中部警察署に女性から電話がかかってきました。
7分以上も警察とやり取りしました。
その女性の最後の言葉が、「間違っていました。助けてください。」
拉致を目撃した人までいたのに、警察は「単なる夫婦喧嘩」と決めつけていたのです。
翌朝、やっと初動捜査が開始、5.6人の捜査官のみ。
その間に、電話をしてきた女性は、殺害されてしまいました。
#ボイス 凄い面白かったー🙌♥️役者達の演技力に圧倒される!!主役2人のコンビ力も良いし格好良い😍韓ドラのサスペンス本当好き👍✨全体的に重いし残虐なシーン多いから血とか平気な人にはオススメの作品です!内容も濃いから一気見したくなると思う😆 #チャンヒョク #イハナ #キムジェウク #イェソン pic.twitter.com/dNhuH6eAwQ
— ラン@韓ドラ垢 (@riixxx1615) December 27, 2018
オ・ウォンチュンのその後の自白と遺体の死亡推定時刻によると殺害したのは、2日午前5時ごろ。
と、言うことは女性の通報ですぐに警察が動いていたら救うことも出来たはず。
4月8日、京畿地方警察庁の徐千浩(ソ・チョンホ)長官は、
「112番通報センターの担当者が、通報から5分後に通報者の携帯電話の基地局を確認し『セマウル金庫(信用組合に相当)の基地局から158メートル離れた、池洞小学校からモッコル公園の方向』と2回にわたり指示したが、捜査班長はこれを無視した」と説明。
この情報の範囲には犯行現場を含め65件の民家があった。
しかし、捜査班長は、この情報を無視し「モッコル公園の手前の池洞小学校方面」だけを、指令したため。
警察が聞き込みを行う範囲は3000世帯に拡大されてしまいました。
ボイスの舞台になっている通報センターでの当時の状況も明らかにされています。
通報を受けたのは12年の経歴をもつC警視。
しかし、彼は通報センターに配属されてまだ2か月でした。
ヤン先生がおすすめする韓ドラは「ボイスシーズン1」です!😆
— JINHO韓国語教室・大阪・心斎橋・なんば (@Yangjiru) September 29, 2020
モテグさんがめっちゃカッコイイ!
ぜひ一度見てください〜!😊 pic.twitter.com/l9f2ZRuuRj
なんと、2週間の研修をまだ受けていませんでした。
Aさん「見知らぬ男に強姦されている、はやく、はやく」という悲鳴とも絶叫ともいえる声。
C警視「携帯で位置を調べてみる」と言った後に「性的暴行の被害に遭っているんですね」と淡々と聞く。
このやりとりを5回も繰り返した後Aさんから何も聞き出せない状況になってしまう。
この間の時間7分36秒。
通報内容は、
「智洞小学校を少し過ぎてからモッコル公園に向かう道沿い」
「モッコル公園前の“家”」
「今、性的暴行に遭っている」
これほどの重要なAさんからの情報が112センターから警察官に指示される際には
「智洞小学校で性的暴行に遭っている。知らない人間だ正確な位置は分からない」となってしまった。
家の中だと言っているのに、警察は公園や小学校の校庭を探したりしています。
その殺害方法は猟奇的で遺体は(356部位に)バラバラ。
14個のビニール袋に入れて捨てようとしてオ・ウォンチュン容疑者は、逮捕されました。
オ・ウォンチュンという男は、2007年に韓国に入国してから、2014年に逮捕されるまで、韓国国内を転々と移動。
移動先では、失踪事件が115件も。
そのうち86件に関しては、オ・ウォンチュン容疑者に疑いが向けられたのですが、真相は闇の中。
解明には至りませんでした。
その後の、裁判で被告人に無期懲役が確定しています。
ボイスでは、シーズン1の2話も実話をモチーフに作られています。
第1話 『女子誘拐拉致事件』は、「オ・ウォンチュン事件」もしくは「水原バラバラ殺人事件」という名前で報道された実際にあった事件をモチーフに描かれています。
第2話『ブリム洞幼児虐待事件』 は韓国では「童話の家 子供連続失踪事件」という名前で報道されました。
そして、ボイスシーズン2とシーズン3でも、それぞれに実話をモチーフに作られたドラマがあります。
実話を描く意図は、このような事件を未然に防ぐためと緊急通報の重要性を世界に発信するためではないかと推測します。
レビュー[残酷なシーンで始まります]
まずは、シーズン1の第1話です。
ドラマの冒頭から残酷なシーンの連続。
被害者は、刑事の妻です。
視聴者をビビりまくらせるシーンの連続。
唯一の救いは我らが「アニキ」チャン・ヒョクさんが強い!!
どんなに、どつかれても、蹴られても、殴られても、たたかれても、ぶっとばされても、決して負けません。
そして、ボイスプロファイラーのイ・ハナさんが、とても頼りになる!
このドラマの舞台は通報センター
日本では110番ですが、韓国では112番。
112緊急通報センターの警官カン・グォンジュ(イ・ハナ)。
長くて専門用語も入って大変そうなセリフが多かったのにも関わらず上司から部下への伝達が的確に伝わります。
感情を込めないで淡々としたセリフの内側に、通報者を助けたいという気持ちが視聴者に伝わってきます。
警官カン・グォンジュ と刑事ム・ジンヒョクが配属されているのは、 ゴールデンタイムチーム。
ゴールデンタイムの神髄
「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」
警察の初動捜査の徹底が事件を解決に導くことが被害者を助けることに重要だということが強調されています。
正義感と被害者へのやさしさが視聴者に伝わる。
しかし、犯人に告ぐ、なぜに、あなたはあんなにも極悪非道。
そして、残虐になれるのでしょうか?
殺し方が尋常ではありません。
心臓が弱いあなた!
お食事中のあなた。
そのようなお方は、観るのをやめたほうがいいです。
ボイス2 ~112の奇跡~
ここからは、シーズン2のレビューです。
何があった?チャン・ヒョク
せっかく「シーズン2」が出たのに、主役が変わっています。
ドラマの中でジニョクは、子供の病気を治すためにアメリカに行った設定になっている。
脇を固めていた役者さんもほとんど入れ替わっている中、変らないのが、イ・ハナさん。
よかった~!!
イ・ハナさんとタッグを組むのがイ・ジヌクさん。
ト・ガンウ刑事です。
ガンウ刑事は、ジニョクのような熱血漢タイプの刑事ではありません。
過去に猟奇殺人犯に狙われ、かろうじて助かった男。
そんな過去のある男、ガンウはサイコパス気質を持っています。
それゆえ、猟奇的な犯人の心理にシンクロできるため殺人現場でまるでそのに居たかのような分析が出来てしまいます。
ガンウ刑事とハナセンター長、そして二人を取り巻く刑事や112の警官たち、ゴールデンタイムチームが、次々に事件を解決していきます。
すっきりする場面が多く、サクサク観ることが出来ます。
しかし、「ボイス1」では、犯人がもっていた武器が怖かった~!!
今回も、輪をかけて残虐な殺し方をします。
だけど、制作側も反省したのかエグイシーンがあまりありません。
耳や、足首を切断する描写がありますが、画面には映らないし傷口の部分は、しっかりとぼかしてくれてます。
目をそらすような場面は、一切なし。
怖いから観るのやめようかな?と、思ってるあなた!
怖くないので、ぜひご覧になってください。
ただ、主人公が日本に住んでいたということで、日本でのことを思い出すシーン。
日本人ということなのですが、日本語が下手すぎます!!
何を言ってるのかわかりません。
幸いなことに字幕がついているので言っている意味はわかります。
ボイス3 ~112の奇跡~
最後に、シーズン3のレビューを書いていきますネ。
安定の二人続投
ボイス2の最後が???な感じだったので「3」があるとは予感がしていました。
しかし、このボイス3の終わりも???なのです。
完結は、します。
心配していた日本語についてはやはり聞き取りにくいです。
字幕がついているので意味はわかりますが、ドラマにのめり込んでいたのに、日本語のところでがっかりします。
これほど、最終回に視聴者が不完全燃焼するドラマが他にあったでしょうか?
あった、かも・・・。
韓国ドラマには、よくあります。
ボイスは、残虐なシーンがとても多いです。
クリミナルマインドでも、残虐なシーンの連続でしたが、こちらはもっとひどい!
チェ・ジニョク主演の「愛の迷宮‐トンネル‐」も実際の事件をモチーフに作られています。
韓国史上最悪の連続殺人事件をご紹介しながらドラマの解説もしています。
是非、お読み下さい。
「愛の迷宮‐トンネル‐」モチーフになった実際の事件があったってホント?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ボイス動画配信情報
動画配信サイトネットフリックス、Amazonプライム、U-NEXTでは、シリーズ3まで配信されています。
全話観放題です。
「ボイス~112の奇跡~」(全16話)
「ボイス2 ~112の奇跡~」(全12話)
「ボイス3 ~112の奇跡~ 」(全16話)
2021年8月ネットフリックスではシーズン2が観れなくなりました。
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ボイスシーズン4
ソン・スンホン&イ・ハナ主演ケーブルチャンネルtvN「ボイス4:審判の時間」は、韓国で6月18日の午後10時50分から放送スタート
— かよよんちゃん💄🌟 (@kayoyon18) June 11, 2021
ソン・スンホンさんは、原則主義刑事のデリック・チョ
イ・ハナさんは、プロファイラーのカン・グォンジュを演じます https://t.co/c8QED2V9T7
韓国では、シーズン4がケーブルチャンネルtvNで、6月18日の午後10時50分から放送がスタートします。
タイトルは、「ボイス4:審判の時間」!
主役の刑事役はソン・スンホンさんです。
全14話
シーズン4では、超聴力で残酷な犯罪を犯す殺人鬼が登場!
自分と同じ能力を持った犯罪者によって窮地に追い込まれたボイスプロファイラーと、妥協を許さない原則主義刑事がタッグを組みます。
原則主義刑事とは、ソン・スンホンさんが演じるデリック・チョは、LAPD(LA警察)ギャング担当チームのチーム長です。
韓国の、ゴールデンタイムチームに強力する刑事!
応急手当が必要な現場では医大で学んだ医術を、鑑識が必要とされる現場では犯罪現場鑑識班(CSU)の経験を活用するなど、圧倒的なカリスマ性でLAPD協力チームをリードします。
日本での配信に関しては情報が入り次第ご報告しますネ。
✨10月 日本初放送決定✨#ボイス4(原題)#ソン・スンホン #イ・ハナ 主演❣
— KNTV 公式アカウント (@kntv_info) August 10, 2021
大人気韓国ドラマ #ボイス の最新シリーズ👏💓#スンユン(#WINNER)もサイバー要員役で出演!
パワーアップしたチームの死闘をお見逃しなく👀#KNTV #KNTV801
10月10日スタート 毎週㈰夜8時~
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続報です。
日本では、2021年10月10日毎週㈰夜8時~KNTVで放送されます。
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・KNTV801の料金:3,300円
※共に月額、税込み価格
2021年4月5日追記
ソンスンホン&イハナ✨
— hika (@hika55055264) March 29, 2021
ドラマ「ボイス」主演決定! 私 びびりで ボイスはseason1しか見れなかった… 見たいけど 怖いよね 絶対に😭 pic.twitter.com/i18A6S0zDu
ようやく、ボイス4の放送が始まりました。
ボイス4は、2021年6月18日韓国で放送スタートします。
イ・ジヌクさんに変わって、ソン・スンホンさんが主役を務めてくれます。
米ロサンゼルス市警察のギャング担当チーム長で、ゴールデンタイムチームに協力する刑事を演じます。
もちろん、イ・ハナさんは、ボイスプロファイラー(声紋分析官)カン・グォンジュ役で続投!
緊急通報を受ける警察112通報センターのゴールデンタイムチームのチーム長を演じます。
ソン・スンホンさんは、クールな役をするととてもかっこいいですよね?
「ブラック~恋する死神~」の死神は、観ている視聴者が昇天してしまうかと思ったくらいステキでした。
2021年6月からの「ボイス4」全14話!
日本では、KNTVで2021年10月10日毎週日曜日夜8時から配信されます。
楽しみですね。
最後に
ブラック 恋する死神
— れん (@miyu3917) December 28, 2020
すごく良かった😆😆
最初がめっちゃ笑う🤣🤣
かっこいいなぁ〜😍#ソン・スンホン pic.twitter.com/KkzCzUOhPy
このページでは、韓国ドラマ「ボイス」が実話をモチーフに作られたドラマであることを解説しました。
制作者側は、被害者のご遺族や関係者に対し了承を得た上での放送となっています。
実際にあった事件を扱う場合は、被害者のご遺族や関係者がそのドラマを観て2次被害に遭わないように配慮する必要があります。
実際には、映画「暗数殺人」では映画の内容とよく似た殺人事件の被害者の妹さんが制作会社を訴えています。
制作会社が丁寧に謝罪をすることで訴えは取り下げられました。
このように、よく似た事件であっても現実に起きてしまった事件と酷似している場合も、関係者への配慮は必要です。
ドラマになるほどの事件なので、凶悪で残忍極まりないからです。
風化させない意味で、実話をドラマや映画のモチーフにすることは大事ですが、観る人がどのような思いをされるのかまで考えなければなりません。
「ボイス」は、シーズン1で112緊急通報センターの不手際やサイコパスというものがどのように残虐な人間なのかということが視聴者に伝わりました。
ボイスは、娯楽として観るものではなく、実際に起こってしまった事件なのだと認識したうえで視聴する必要があると筆者は考えます。
こちらのページでは、韓国で起きた殺人事件をご紹介しています🔽
「愛の迷宮‐トンネル‐」モチーフになった実際の事件があったってホント?
質問などありましたら、お気軽にTwitterアカウント@kayoyon18かよよんちゃんにリプを下さい。
出来るだけ早くお答えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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